109D27

29歳の女性。保育士。左鼻漏を主訴に来院した。10日前に39℃の発熱が2日間あった。7日前から鼻漏が出現し、徐々に増悪するため受診した。左頬部痛と前額部痛とを認める。左鼻腔の内視鏡像を別に示す。
治療薬として最も適切なのはどれか。
鎮咳薬
抗菌薬
抗真菌薬
抗ウイルス薬
抗ヒスタミン薬

解答: b

109D27の解説

膿性鼻漏・頭痛・頬部痛、とキーワードがそろっており、急性副鼻腔炎である。画像において膿がみられており、細菌感染があることが分かる。
a 咳がある場合に考慮する。
b 正しい。細菌感染であるため、抗菌薬が有効。
c 副鼻腔真菌症(107A22で出題あり)の場合に考慮する。
d ウイルス感染を疑った場合に考慮する。
e アレルギー性鼻炎を疑った場合に考慮する。

正答率:85%

テーマ:急性副鼻腔炎の治療薬

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