一見、臨床問題のような出題だが、一般問題として扱われている珍しい出題。心電図では2:1伝導の房室ブロックがみられる。 a 洞停止ではP波がみられない。 b 心房粗動は頻脈疾患である。また、鋸歯状波(のこぎり歯状の波形)がみられる。 c Ⅰ度房室ブロックでは毎回のP波にQRS波が追従する。QRS波の脱落はみられない。 d 正しい。P波が2つあった後、QRS波が出現しており、2回に1回しか心室に刺激が伝わっていない状態と考えられる。 e 心室固有調律では、QRSがwideになり、P波とQRS波の間隔がバラバラとなる。