108H8

抑うつ状態を示す高齢者について、うつ病と認知症との鑑別に有用な情報はどれか。
病識がない。
日内変動がない。
早朝覚醒がある。
記銘力が保たれている。
頭部単純CTで梗塞巣がある。

解答: d

108H8の解説

a 認知症に病識がない、という事実は容易に分かる。うつ病でも、特に高齢者では病識がないことがある。
b うつ病では朝方に症状が増悪しやすい。よって日内変動がないということは、むしろうつ病を考えにくくさせるため正答とならない。
c いずれも早朝覚醒がある。
d 正しい。うつ病にも記銘力低下をきたす場合があるが、認知症での記銘力低下は必発である。記銘力が保たれているということは認知症を除外できるため有用である。
e いずれも梗塞巣はない。なお、脳梗塞がある場合に血管性うつ病や血管性認知症をきたしやすくなるため、その意味ではいずれも梗塞巣を認めうる、と言える。

正答率:74%

テーマ:うつ病と認知症の鑑別

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