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108H26
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75歳の男性。転びやすいことを主訴に来院した。4日前から少しずつ歩行が不安定となり転倒しそうになることが多くなった。家族は1週前から受け答えもつじつまが合わないと言う。1か月前、歩行中に転倒して右側頭部を打ち、裂創を生じたため他院で縫合処置を受けた。
最も考えられるのはどれか。
a
脳挫傷
b
脳梗塞
c
急性硬膜外血腫
d
慢性硬膜下血腫
e
びまん性軸索損傷
解答: d
108H26の解説
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1か月前に転倒して以来、歩行の不安定が出現し、話のつじつまが合わなくなっている。転倒した際には側頭部を打った、とのことで慢性硬膜下血腫が考えやすい。
a・c・e これら疾患は急性の経過をとるため、1か月後に症状が現れることはない。
b 脳梗塞でも歩行不安定をみたり、話のつじつまが合わなくなることはあるが、転倒により発症する可能性は低い。
d 正しい。上記の通り。
正答率:95%
テーマ:慢性硬膜下血腫の診断
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