108G65

挫創からの出血に対する止血や縫合に難渋していたところ、患者が突然嘔吐した。その後、呼びかけにも痛み刺激にも反応しなくなった。急いで再度頭部CTを撮影しようとCT室に搬送し、撮影台に移乗し頭部を固定したところ呼吸が止まった。頸動脈は触知できた。
急変後、2回目のCTの撮影に行く前にすべきであった処置はどれか。2つ選べ
吐物を吸引する。
大量輸液を行う。
制吐薬を投与する。
経口気管挿管を行う。
リザーバー付マスクで酸素を投与する。

解答: a,d

108G65の解説

「CTの撮影に行く前にすべきであった処置」と医療面での落ち度を認める珍しい出題。次問では患者が死亡しており、国試の題材として危うさを感じるのは筆者だけか。そもそも「呼びかけにも痛み刺激にも反応しなくなった」患者に何も処置をせずCTに放り込むのは自殺行為であり非常に危険である。
a 正しい。嘔吐し、その後呼吸が止まっている。誤嚥した可能性が高く、口腔内吸引はすべきであった。
b 輸液をしても誤嚥は防げない。
c 対症療法にすぎず、誤嚥は防げない。
d 正しい。気管挿管がしてあれば窒息する可能性はなかった。
e マスクでは誤嚥による窒息を防げない。

正答率:86%

テーマ:【長文2/3】呼吸停止した患者にすべきであった処置

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