生理的黄疸がみられるのは通常、生後2日以降。本児は生後12時間から黄疸が目立つようになっており、早発黄疸と定義される。 a・b 新生児肝炎と胆道閉鎖症では、遷延性黄疸(生後2週以降に黄疸が消退しないことから発見される)をきたす。 c 正しい。早発黄疸の原因として血液型不適合が多い。 d Gilbert症候群は成人に多い。 e Crigler-Najjar症候群は新生児の早発黄疸の原因となりうる。ゆえに完全に否定はできないが、頻度的にcより圧倒的に少ないことと、本症での血清総ビリルビン値は通常30~50mg/dL程度に高度上昇することから正答をゆずる。