107I49

3歳の男児。急性中耳炎に罹患後、聞き返しが多くなった。インピーダンスオージオメトリの結果を別に示す。
考えられるのはどれか。
鼓膜炎
慢性中耳炎
悪性外耳道炎
滲出性中耳炎
真珠腫性中耳炎

解答: d

107I49の解説

急性中耳炎後の難聴。インピーダンスオージオメトリ〈ティンパノメトリ〉ではB型を呈しており、滲出性中耳炎を考えたい。
a 鼓膜に陥凹をみるが、鼓膜炎はみない。
b・e 慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎では鼓膜の穿孔をみることが多く、その場合インピーダンスオージオメトリは無反応となる。
c 悪性外耳道炎では鼓膜は正常であるため、インピーダンスオージオメトリはA型となる。
d 正しい。上記の通り。

正答率:77%

テーマ:滲出性中耳炎の診断

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