107F20

中年の男性。駅の構内で研修医の目の前で突然倒れた。研修医は周囲の安全を確認後に男性に呼びかけたが、反応がないため大声で駅員を呼び、救急車を要請し、自動体外式除細動器〈AED〉をすぐに持ってくるように指示した。呼吸を確認したが自発呼吸は認められない。
この研修医がまず行うべきなのはどれか。
胸骨を叩打する。
胸骨を圧迫する。
回復体位にする。
両下肢を挙上する。
対光反射を観察する。

解答: b

107F20の解説

日本蘇生協議会ガイドラインの内容を問うた出題。
a AEDがない場合は胸骨叩打を考慮しうる。
b 正しい。直ちに胸骨圧迫を開始すべきである。
c・d 自発呼吸が存在した場合に考慮しうる。
e 心肺停止状態では一刻を争うため、反射を観察している猶予はない。

正答率:96%

テーマ:自発呼吸が認められない患者に一次救命処置〈BLS〉上まず行うべきこと

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