106F17

48歳の男性。閉じこもりがちの生活を心配した両親に伴われて来院した。25歳時に統合失調症を発症して以来、外来通院で治療を続けてきた。病識はあるものの、長期間に渡って軽度の幻聴や関係妄想が残存し、15年前から就業していない。家庭では問題なく日常生活を送ることができている。服薬は遵守している。高齢の両親と3人で暮らしている。
現時点の対応として適切なのはどれか。
入院治療
抗うつ薬の処方
両親への心理教育
デイケアへの通所
グループホームへの入所

解答: d

106F17の解説

服薬管理はでき、家庭では病状は落ちついている統合失調症の患者。次のステップは社会参加できるように働きかけることである。
a 入院は必要ない。
b 抑うつは認めていない。
c 家庭では問題なく暮らしているため必要ない。
d 正しい。デイケアに通所に社会参加できるように促していく。
e グループホームは認知症の患者が共同生活する介護福祉施設である。

正答率:95%

テーマ:閉じこもりがちな統合失調症患者の社会復帰に向けての対応

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