106E40

30歳の初妊婦。妊婦健康診査のため来院した。3週前に自宅近くの診療所を受診した際、最終月経から妊娠7週と診断された。超音波検査で子宮内に心拍を有する胎児を認めるが、妊娠週数に比して小さい。
対応として適切なのはどれか。
自宅安静とする。
食事療法を指導する。
妊娠週数を修正する。
母体の血糖値を測定する。
羊水採取の必要性を説明する。

解答: c

106E40の解説

最終月経から妊娠7週と診断された30歳の初妊婦である。超音波検査にて妊娠週数に比して小さい。最終月経は記憶違いや周期が不整な場合信頼性が低いこともあるため、最終月経から推測した妊娠週数と超音波検査の所見に乖離がみられた場合、超音波検査を優先し、分娩予定日を決定・修正する。
a 流産などの症状はなく、安静にする理由がない。
b 胎児の小ささは食事療法によっては改善しない。
c 正しい。上記の通り。
d 母体の血糖値測定は健康診査項目ではあるが、まずは妊娠週数を修正すべきである。
e 羊水検査には流産の可能性もあり、精査の必要がない場合に積極的に行うべきではない。

正答率:93%

テーマ:最終月経からの判定週数と超音波での週数にずれがある場合の対応

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