106D51
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60歳の女性。全身の皮疹を主訴に来院した。3か月前から、特に誘因なく全身に痒みを伴う紅斑と水疱とが多発するようになったという。体幹と四肢とに紅斑と水疱とを認める。粘膜疹を認めない。皮膚生検の病理組織では表皮下水疱を認め、蛍光抗体直接法で表皮基底膜部にIgGとC3との線状沈着を認める。食塩水処理皮膚を用いた蛍光抗体間接法で表皮側にIgGの陽性反応を認める。両前腕屈側の写真を別に示す。
診断として最も考えられるのはどれか。
疱疹状皮膚炎
尋常性天疱瘡
水疱性類天疱瘡
後天性表皮水疱症
家族性良性慢性天疱瘡