106C12

症例対照研究について正しいのはどれか。
結果が出るまでの観察期間が長期にわたる。
症例群と対照群とに無作為に割り付ける。
症例群と対照群との情報を収集する。
交絡因子の影響を受けない。
寄与危険度を計算できる。

解答: c

106C12の解説

症例対照研究はコホート研究と比較して整理する。
a 症例対照研究は既に症例群が存在するため、コホート研究と比較して結果が出るまでの観察期間は短い。
b 症例群と対照群とに無作為に割り付けるのはランダム化比較試験〈RCT〉である。
c 正しい。ある疾病の有無により患者群と健康群を設定し、過去に遡って要因を調べる。
d 記憶に頼ることが多く、選択バイアスもあり、交絡因子の影響を受けやすい。
e コホート研究と異なり、寄与危険度は計算できない。

正答率:84%

テーマ:症例対照研究について

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