104G51

56歳の男性。就労して社会復帰したいと希望して相談に来た。22歳から統合失調症で治療中である。これまでに被害妄想と幻聴を主症状として3回の入院治療歴がある。最近、欠勤が多く作業能率も低下していることから10年間勤めた工場を解雇された。それ以来、自宅で何もしないで過ごすようになった。
適切なのはどれか。2つ選べ
任意入院
介護保険の利用
精神障害者授産施設の利用
精神医療審査会への申し立て
精神障害者社会適応訓練事業の利用

解答: c,e

104G51の解説

統合失調症に対して治療中であり、就労して社会復帰したい56歳男性である。欠勤が多く作業能率も低下していることから10年間勤めた工場を解雇されており、自宅では何もしないで過ごしている。
a 症状は比較的落ち着いており、入院加療が必要な状況ではない。
b 介護保険と精神保険とは無関係である。
c・e 正しい。精神障害者授産施設や精神障害者社会適応訓練事業を利用しながら、復職へ向け準備を進めていく。
d 精神医療審査会への申し立ては、精神疾患により入院が必要な場合に行う。

正答率:80%

テーマ:社会復帰を希望する統合失調症患者に推奨すること

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