104G49

54歳の男性。半年前からの労作時の息切れを主訴に来院した。眼瞼結膜に貧血を認める。血液所見:赤血球130万、Hb 5.2g/dL、Ht 17%、網赤血球1.2%。
考えられるのはどれか。2つ選べ
赤芽球癆
サラセミア
鉄芽球性貧血
巨赤芽球性貧血
骨髄異形成症候群

解答: d,e

104G49の解説

貧血の鑑別。MCV≒130と大球性であるため、選択肢から大球性貧血を呈するものを選択することとなる。
a 赤芽球癆は正球性。
b サラセミアは小球性。
c 鉄芽球性貧血は小球性〜正球性。ただし、eの骨髄異形成症候群〈MDS〉に合併したケースでは大球性のこともある(本問では敢えてeの選択肢が用意してあるため、ここでは正答と考えない)。
d 正しい。巨赤芽球性貧血は文字通り大球性。
e 正しい。骨髄異形成症候群も大球性貧血を呈する。

正答率:67%

テーマ:大球性貧血の診断

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