104D10

腸回転異常症について正しいのはどれか。
注腸整復術が有用である。
無胆汁性嘔吐で発症する。
腸管の絞扼を起こす危険がある。
上部消化管内視鏡検査で診断する。
腸管壁内神経細胞の異常で発症する。

解答: c

104D10の解説

a 手術療法が第一選択となる。
b 十二指腸の閉塞により、(有)胆汁性嘔吐である。
c 正しい。 Ladd 靱帯(右後腹膜~結腸にいたる異常靭帯)の形成により、十二指腸狭窄をきたす。また、中腸軸捻転を合併しやすい。
d 診断は上部消化管「造影」検査で行う。
e 胎生期の腸管の発生異常により、腸管が扇状に収束する。腸管壁内神経細胞の異常で発症するのはHirschsprung 病である。

正答率:98%

テーマ:腸回転異常症について

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