104D11

膀胱腫瘍で壁内深達度の診断に有用なのはどれか。
膀胱鏡検査
骨盤部MRI
逆行性膀胱造影
骨盤部血管造影
腹部超音波検査

解答: b

104D11の解説

a 膀胱鏡検査ではその形態が直接確認できるので形態分類に非常に有用である。しかし、表明から外観を観察するので深さは分からない。
b 正しい。CTやMRIで腫瘍の深さを調べる。また、多臓器への転移も評価することができる。
c 膀胱や尿道、腫瘍の形態を大まかに評価することはできるが、深さは分からない。
d 血流豊富な腫瘍や血管を巻き込むような腫瘍の場合、その走行や栄養血管を評価するのに有用な検査であるが、膀胱腫瘍は特に血流豊富ということはなく、正確な深さは分からない。
e スクリーニング的に腫瘍の有無を評価するのに侵襲度が低く重要な検査であるが、腫瘍の診断をつけたり深達度や転移の様子を調べるのにはあまり向いていない。分かったとしても大まかな腫瘍の形態のみだろう。

正答率:74%

テーマ:膀胱腫瘍で壁内深達度の診断に有用な検査

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