104B52

その後の経過:入院後1週間加療を行った時点で治療継続を拒否し、退院した。退院後は受診していなかったが、妊娠35週4日に少量の性器出血と右季肋部痛とを主訴に来院した。再入院時の脈拍104/分、整。血圧160/104mmHg。尿蛋白100mg/dL。血液所見:赤血球270万、Hb 9.0g/dL、Ht 28%、白血球9,200、血小板9.0万。血液生化学所見:AST 480IU/L、ALT 460IU/L、LD 700IU/L(基準176~353)。緊急帝王切開を行うこととした。
注意すべき母児の合併症はどれか。3つ選べ
子癇発作
播種性血管内凝固〈DIC〉
胎児肺低形成
新生児高カルシウム血症
呼吸窮迫症候群〈RDS〉

解答: a,b,e

104B52の解説

その後、入院後1週間加療を行った時点で治療継続を拒否し退院したが、妊娠35週4日に少量の性器出血と右季肋部痛とで再来院した。血圧160/104 mmHgと高血圧であり、尿蛋白100 mg/dlであることから妊娠高血圧性腎症の診断となる。
a 正しい。妊娠高血圧症候群では血管透過性が亢進したことにより脳浮腫が生じ、子癇発作を合併する。
b 正しい。血管透過性が亢進することにより循環血液量が低下し、播種性血管内凝固〈DIC〉を合併する。
c サーファクタント産生低下はあるも、肺の骨格は形成できるため胎児肺低形成とはならない。
d 妊娠糖尿病では高血糖による副甲状腺成長不全により新生児は低カルシウム血症となる。
e 正しい。サーファクタント産生低下により新生児呼吸窮迫症候群〈RDS〉をみる。

テーマ:妊娠糖尿病

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