104B51

入院後の検査項目として重要でないのはどれか。
尿蛋白
胎児発育
凝固・線溶検査
血糖値の日内変動
75g経口ブドウ糖負荷試験〈OGTT〉

解答: e

104B51の解説

a 糖尿病性腎症の他、耐糖能異常による妊娠高血圧症候群および妊娠高血圧腎症にも注意すべきであり、尿蛋白はフォローしていくべきである。
b 母体の高血糖により胎児は羊水過多 、 高血糖となり奇形を生じやすいため胎児発育の観察は重要である。
c 妊娠高血圧症候群により凝固・線溶系に異常が生じるため、検査は有用である。
d 食事療法やインスリン量などの治療方針決定のためにも、血糖値の日内変動検査は必要となる。
e 誤り。既に妊娠糖尿病の診断基準を満たしており、改めて75g経口ブドウ糖負荷試験〈OGTT〉を行う必要はなく、過剰な糖負荷は禁物である。

正答率:87%

テーマ:【長文2/3】妊娠糖尿病〈GDM〉の検査

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし