104A41

36歳の男性。手指のふるえを主訴に来院した。数年前から書字の際に手がふるえることに気付いた。特に緊張時に悪化する。ふるえのため、食事の時にお椀の味噌汁をこぼすこともあった。ふるえは飲酒時に軽減する。歩行障害や安静時の振戦は認めない。
治療薬として適切なのはどれか。
L-dopa
β遮断薬
抗コリン薬
副腎皮質ステロイド
アマンタジン塩酸塩

解答: b

104A41の解説

書字の際、食事の時、といった緊張時にみられる手のふるえ。飲酒時に軽減しており、本態性振戦の診断。
a・c・e Parkinson病を考えた際の治療薬。
b 正しい。本態性振戦の治療にはβ遮断薬が有効。
d 膠原病など自己免疫性疾患を考えた際の治療薬。

正答率:72%

テーマ:本態性振戦の治療薬

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