103E54

63歳の男性。難聴と耳鳴りとを主訴に来院した。オージオグラムを別に示す。
考えられるのはどれか。
耳硬化症
Ménière病
老人性難聴
突発性難聴
ムンプス難聴

解答: c

103E54の解説

オージオグラムより、高音障害性の感音難聴であると考えられ、その特徴から老人性難聴が最も疑わしい。
a アブミ骨底と前庭窓の固着が原因であり、伝音難聴を示す。
b 内リンパ水腫による低音障害性の感音難聴を示す。
c 正しい。63歳という提示された年齢にも矛盾しない。
d 原則、片側性の突然の難聴となる。両側は考えにくい。
e より重度の難聴となる。また、先行感染のエピソードもないため否定的。

正答率:86%

テーマ:老人性難聴の診断

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