103D26

40歳の男性。健康診断の上部消化管造影で異常を指摘され来院した。上部消化管内視鏡写真(A)と生検組織のH-E染色標本(B)とを別に示す。
診断はどれか。
胃ポリープ
胃癌
胃MALTリンパ腫
GIST〈gastrointestinal stromal tumor〉
迷入膵

解答: d

103D26の解説

内視鏡写真では表面が滑らかな腫瘤を認め、一部にdelleやbridging foldを認める。H-E染色標本では一部で紡錘形の細胞を認めており、GIST〈gastrointestinal stromal tumor〉と診断される。
a 内視鏡所見にてポリープを認めない。
b 内視鏡所見にて表面が平滑な腫瘤を認めるため胃癌は考えにくい。
c 胃MALTリンパ腫であれば多発びらんや粘膜下腫瘤様隆起などを認める。
d 正しい。上記の通り。
e 迷入膵であればその名の通り生検にて膵組織を認める。

正答率:92%

テーマ:GISTの診断

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