102I4

急速進行性糸球体腎炎を起こしやすい疾患はどれか。2つ選べ
ANCA関連血管炎
Goodpasture症候群
溶血性尿毒症症候群
コレステロール塞栓症
微小変化型ネフローゼ症候群

解答: a,b

102I4の解説

a 正しい。好酸球性多発血管炎性肉芽腫症〈EGPA〉〈アレルギー性肉芽腫性血管炎〉〈Churg-Strauss 症候群〉や顕微鏡的多発血管炎〈MPA〉などがある。
b 正しい。Goodpasture症候群では抗基底膜抗体により腎障害が急速に進行する。
c △。『エビデンスに基づく急速進行性腎炎症候群(RPGN)診療ガイドライン』によれば溶血性尿毒症症候群もRPGNを呈することがある。しかしながら、本問は「起こしやすい疾患は」という誘導で作成されているため、有名どころである他選択肢を優先して選ぶこととなる。
d △。『エビデンスに基づく急速進行性腎炎症候群(RPGN)診療ガイドライン』によればコレステロール塞栓症もRPGNを呈することがある。しかしながら、本問は「起こしやすい疾患は」という誘導で作成されているため、有名どころである他選択肢を優先して選ぶこととなる。
e 微小変化型ネフローゼ症候群では蛋白尿メインの障害がみられる。RPGNのような血尿や貧血を呈することは少ない。

正答率:82%

テーマ:急速進行性糸球体腎炎〈RPGN〉を起こしやすい疾患

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