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102G43
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25歳の男性。流涙と眼瞼腫脹とを主訴に救急外来を受診した。早期から海釣りに行き、一日中、晴天下の洋上にいた。帰宅して午後11時を過ぎたころから両眼の痛みが現われ次第に増強してきた。流涙、両眼眼瞼腫脹および結膜の充血があり、眼を開けられなくなった。細隙灯顕微鏡検査で両眼に点状表層角膜症がみられる。
原因で最も考えられるのはどれか。
a
異物
b
細菌
c
脱水
d
赤外線
e
紫外線
解答: e
102G43の解説
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日中晴天下で過ごし、帰宅後遅れて発症していることがポイント。典型的な電気性眼炎である。電気性眼炎では、紫外線によって表層角膜炎が生じる。本症例のような炎天下での作業や溶接作業、スキー(雪からの反射による)などで生じる。
a 異物であれば異物が入った瞬間から違和感を感じる。
b 細菌感染では点状表層角膜症はあまり典型的ではない。眼脂や強い充血を伴うことが多い。
c 極度の脱水では網膜動静脈閉塞症のリスクが高まるが、本症例には当てはまらない。
d 赤外線は眼にはあまり影響はない。
e 正しい。太陽光中の紫外線の影響と考えられる。
正答率:97%
テーマ:海釣り後に出現した眼障害の原因
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