102G32

根治的放射線治療の適応とならないのはどれか。
上咽頭癌
中咽頭癌
舌癌
喉頭癌
甲状腺癌

解答: e

102G32の解説

放射線治療は、器官の形態やその機能を温存するのに適している。また、扁平上皮癌に有効であり多くの頭頸部癌は放射線治療が第一選択になりうる。
a・b いずれも扁平上皮癌であり外照射が行われる。
c 密封小線源治療が適応であり、舌癌の他に子宮頸癌や前立腺癌も小線源治療の適応である。放射線源であるイリジウムを舌へ直接打ち込み、数日経過後に抜き取る。
d a・bと同様の理由で外照射が行われる。なお、105B10-cで密封小線源治療は行われない旨の出題がある。外照射と密封小線源治療をしっかり区別しよう。
e 正しい。甲状腺癌の大半を占める乳頭癌や濾胞癌では、治療の基本は手術である。一方、未分化癌の場合は化学療法と放射線治療を組み合わせて行うことが多い。

正答率:72%

テーマ:根治的放射線治療の適応

フォーラムへ投稿

関連トピック