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102G31
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密封小線源治療が適応となるのはどれか。
a
腎細胞癌
b
膀胱癌
c
前立腺癌
d
陰茎癌
e
セミノーマ
解答: c
102G31の解説
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密封小線源治療には、腔内照射と組織内照射がある。前者は管腔臓器に挿入することで行われ、病巣が内腔に近い場合に有効である。後者は放射性同位元素の線源を直接病巣内へ埋め込む。
a 腎細胞癌は放射線療法や化学療法には抵抗性であり、転移がなければ根治的腎摘除術を行う。転移がある場合はIFNや分子標的薬などの薬物療法が行われる。
b 膀胱癌は、BCG膀胱内注入療法やTUR-BTなどが行われる。手術不能例に対しては化学療法が選択され、緩和療法として放射線治療が行われることもあるが少なく外照射である(日本では腔内照射は行われていない)。
c 正しい。前立腺癌は放射線療法が有効であり、組織内照射を行う。舌癌も同様の組織内照射を行う。
d 陰茎癌では外科的療法が主流である。放射線治療も欧米では行われることがあるが日本では一般的ではない。
e 精巣腫瘍では、疑われた段階で早急に高位精巣摘除術を施行する。さらにセミノーマでは、放射線感受性が高いため術前後で放射線療法を併用することがあるが外照射である。
正答率:98%
テーマ:密封小線源治療の適応
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