102E60

28歳の経産婦。妊娠37週時に破水と下腹部痛とを主訴に来院した。Leopold診察法では、第1段で浮動感を認めない大きな塊、第2段では左手に不規則な凹凸状の抵抗を触れた。胎児心音を最も強く聴取できる部位は臍と右上前腸骨棘の中間である。内診で子宮口は6cm開大し、先進部は軟で母体右側に頤部を触れる。
胎児の胎勢はどれか。
顔位
額位
後頭位
頭頂位
前頭位

解答: a

102E60の解説

妊娠37週時に破水と下腹部痛とをみとめた28歳の経産婦である。Leopold診察法では、第1段で浮動感を認めない大きな塊を触れるため頭位である。第2段では左手に不規則な凹凸状の抵抗を触れるため、第1胎向である。内診で子宮口は6cm開大し、先進部は軟で母体右側に頤(オトガイ)部を触れることから顔位であることが分かる。
a 正しい。上記の通り。
b~e 先進部は頤部であり、高度の反屈位であることから否定的である。

正答率:65%

テーマ:胎児の胎勢の判定

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