102A22

40歳の初産婦。児の娩出までの経過は正常であった。胎盤娩出直後から多量の出血を認めるとともに下腹部に激しい痛みを訴えた。
最も考えられるのはどれか。
子宮破裂
子宮内反
頸管裂傷
弛緩出血
羊水塞栓症

解答: b

102A22の解説

40歳の初産婦である。胎盤娩出直後から多量の出血を認め下腹部の激痛を訴えており、子宮内反が疑われる。
a 子宮破裂は分娩時のトラブルであり、初産婦であることからも考えにくい。
b 正しい。上記の通り。
c 頸管裂傷は動脈性の出血(鮮血色)であり、胎盤娩出直後の出血という臨床像も異なる。
d 弛緩出血では疼痛はみられず、胎盤分娩後しばらくしての無痛性出血を生じる。
e 羊水塞栓症は破水直後の呼吸循環不全であり、本例とは臨床像が異なる。

正答率:78%

テーマ:子宮内反の診断

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