102A19

ａ　正しい。耳管狭窄を生じるため滲出性中耳炎による伝音難聴となる。
ｂ　正しい。鼻腔が閉塞するためいびきを認める。
ｃ　鼻腔の変化としては鼻腔閉塞であるが、凝結因子や粘膜には変化がないのでそれだけでは鼻出血とはならない。
ｄ　開鼻声とは、鼻から息が抜けすぎてしまうような声のことを言う。対して、鼻が詰まった声のことを閉鼻声といい、アデノイドでみられるのは閉鼻声である。
ｅ　△。アデノイドがあまりに増殖しすぎたケースでは食物の通り道を圧排し、嚥下障害をみることがある。が、実際のところ本人が「飲み込みにくい」と訴えることはなく、親など周囲も「食べるのが遅い」と解釈することが多い。「あるいかないか」レベルの白黒議論となれば本選択肢も「ある」だが、問題として提示された際にａやｂを差し置いて選ぶものとは考えられない。