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101G12
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48歳の男性。昨日、作業中に左眼に鉄片異物が飛入し、次第に視力が低下したため来院した。視力は右1.2(矯正不能)、左手動弁(矯正不能)。左眼の前(眼)房は浅く、限局性角膜混濁と白内障とを認める。眼底は透見不能である。
異物の確認に最も有用な検査はどれか。
a
隅角鏡検査
b
暗順応検査
c
網膜電図〈ERG〉
d
頭部単純CT
e
頭部単純MRI
解答: d
101G12の解説
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鉄片異物は放置すると鉄が錆で角膜に沈着し炎症を起こすことがあるため早めの除去が望まれる。
a 隅角は虹彩と角膜の間であり、鉄片が眼内入り込むとは考えにくいので誤り。
b 暗順応は視細胞の活性の問題であり角膜の異物とは関係がない。
c 視細胞の応答を測る検査であり関係がなり。
d 正しい。鉄は金属であり、眼のどこかに存在していればCTに写るはずである。肉眼的に見つからなくとも見落とさないためにも撮影する。
e 金属が体内に存在しているかもしれない状態ではMRIを撮像してはいけない。
正答率:74%
テーマ:外傷性白内障の検査
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