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101D6
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65歳の女性。発熱と全身倦怠感とを主訴に来院した。3週前からしばしば38℃台の発熱を繰り返していた。1週前に来院し診察といくつかの検査とを行ったが、診断が確定しないため入院した。喫煙10本/日を40年間。常用薬はない。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。
医療面接においてさらに行うのはどれか。
a
輸血歴の聴取
b
飲酒歴の聴取
c
閉経時期の聴取
d
禁煙意欲の確認
e
システムレビュー
解答: e
101D6の解説
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高齢女性の不明熱。「精査によっても診断が確定しない」ときたら"アレ"をやるしかない。
a 既往歴に特記すべきことがなく、輸血歴の存在は考えにくい。
b 喫煙歴は聴取できているのに、飲酒歴を聴取できていないのはイケてない。この時点でそもそもbは正解とならない。
c 65歳であれば確実に閉経している。開始時期が早かったとしても、遅かったとしても、65歳になってトラブルが生じてくることは考えにくい。
d 禁煙外来で確認すべき内容である。
e 正しい。全身臓器について問診し、主訴と関連のない情報も含めて系統的に聴取する方法をシステムレビュー〈review of systems〉と呼ぶ(例:皮膚は? 頭部は? 顔面は? 頸部は? 胸部は? ……)。主訴からだけでは想起にしくい病態の発見や、誤診の予防につながる。
※解説の作成上、一応a〜dもコメントを記載したが、実質的にe一択だ。
正答率:88%
テーマ:医療面接においてさらに行うこと(システムレビュー)
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