101D7

60歳の男性。高コレステロール血症のため、コレステロールを低下させる薬を服用することになり、薬の説明を受けているところである。以下に医師と患者とのやり取りを示す。
医 師「今日からコレステロールを下げるお薬をお出しします」
患 者「やはり飲んだほうがいいのでしょうか」
応答として適切なのはどれか。
「よく効く薬ですよ」
「実は私も飲んでいるんですよ」
「軽い副作用がほとんどで心配ありませんよ」
「日本で多くの人が飲んでいる安全な薬です」
「そうですね。何か心配なことがおありですか」

解答: e

101D7の解説

「やはり飲んだほうがいいのでしょうか」という発言からは、「飲みたくない」という気持ちや、薬剤への不信感などを読み取ることができる。
a・c 「よく効く」や「軽い」といった感覚的な表現を軽々しく口にすべきではない。また、実際は効かない可能性もあれば、重篤な副作用が出るケースもある。
b たまたま自身が飲んでいる薬剤なら悪くはないかもしれないが、すべてのケースでそうはいかない。
d 多くの人が飲んでいるからと言って安全とは言い切れない。
e 正しい。傾聴と共感。必修問題の王道正答肢だ。

正答率:98%

テーマ:薬を飲むことを躊躇する患者への応答

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