101D32

医療面接に続いて、①脈拍測定、②結膜の観察、③リンパ節の触診、④甲状腺の触診、⑤頸動脈の触診の順に行った身体診察の写真(①~⑤)を別に示す。
手技として適切でないのはどれか。

解答: e

101D32の解説

a ①は脈拍測定の風景として問題ない。両手で同時に測定するのがポイントだ。
b ②は肝心の目がプライバシーの都合で隠れてしまっているが、少なくとも見える範囲では結膜の観察風景として問題ない。
c ③はリンパ節の触診風景として問題ない。頸部には複数のリンパ節が存在するため、1つ1つ触診する。
d ④は甲状腺の触診風景として問題ない。左右両葉を同時に触診するのがポイントだ。嚥下により動きを観察することも重要。
e 誤り。⑤は左右の頸動脈を同時に触診してしまっている。脳虚血により失神をきたす危険があるため、左右別に触診を行うべきである。

正答率:81%

テーマ:【長文2/2】身体診察で適切な手技

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