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100H7
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45歳の男性。両眼の眼痛を主訴に夜間救急外来を受診した。昼間、建設現場でリベット(鋲打ち)作業をしていた。すぐ隣で鉄骨の溶接組み立てと塗装とが同時に行われていた。帰宅後、両眼の流涙、充血および眼痛が出現し、水道水で洗眼したが増悪し開瞼できなくなった。両眼ともに毛様充血があり、細隙灯顕微鏡検査で点状のフルオレセイン染色所見が角膜全体にみられる。
原因として考えられるのはどれか。
a
鉄粉
b
電撃
c
紫外線
d
微生物
e
化学溶媒
解答: c
100H7の解説
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両眼という点がポイントで、急性閉塞隅角緑内障や急性増悪のぶどう膜炎が両眼同時に起こるとは考えにくいので否定的である。また、曝露から数時間後の発症であるため電気性眼炎が最も考えられる。
a 鉄粉であれば眼に入ったときから症状がみられるはずである。
b 電撃(ここでは落雷等を意図しているのだろう)を浴びたという記載はない。
c 正しい。長時間の紫外線曝露の数時間後、眼痛や充血、点状表層角膜症を生じる。
d 感染ならば眼脂や前房の炎症細胞の所見があるはずである。
e aと同様、眼に入ったときから症状がみられる。
正答率:59%
テーマ:紫外線によるびまん性表層角膜炎
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