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100H28
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50歳の男性。自宅で死亡しているのを発見された。近くに空の瓶と遺書とがあった。死体検案では、角膜混濁は軽度で、眼瞼結膜に溢血点はなく、瞳孔は左右とも縮瞳している。口唇と口腔内とには腐食性変化を認めない。アーモンド臭などの異臭はない。
死亡の原因として最も考えられるのはどれか。
a
青酸
b
シンナー
c
塩酸
d
有機リン剤
e
覚醒剤
解答: d
100H28の解説
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自殺。空の瓶があったことと、縮瞳していることから有機リン中毒と考えられる。
a 青酸中毒ではアーモンド臭をみる。
b シンナー中毒では異臭をみる。
c 塩酸服用であれば口唇と口腔内とには腐食性変化を認める。
d 正しい。上記の通り。
e 覚醒剤中毒であれば散瞳する。
正答率:87%
テーマ:有機リン中毒の診断
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