解決済 112D54 13.加齢老年学

GERDに続発する誤嚥は?

カルシウム拮抗薬はGERDのリスクですが、胃内容物が逆流して誤嚥のリスクは上がったらしないのでしょうか。

睡眠薬よりも感染リスクは高い気がしてしまいました。

回答4件

  • 胃内容物の逆流による誤嚥となれば、「嘔吐」によって胃内容物が咽喉頭あたりより上まで登ってくる必要があります。
    本症はGERDの既往等も示唆されておりませんし、GERDはないものとして考えねばならないかと思います。
    GERDの既往がない病態に、カルシウム拮抗薬の投与だけが原因で、GERDを発症し、嘔吐からの誤嚥を来す……
    というのは、理屈上ないわけではないかもしれませんが、いささか間接的な連想かと思われます。
    「肺炎再発リスクとなる可能性の高い薬剤」を問われれば、睡眠薬しかありません。
    睡眠薬は、中枢神経を抑制する作用がありますから、嚥下機能を低下させてしまいます。

    • 睡眠薬からの嚥下機能低下のことはわかるのですがこの患者は胃瘻から栄養をとっているので、その点を踏まえるとCa拮抗薬からのGERDの方が考えやすいと思うのですがどうでしょうか…?

  • 学生です。嚥下困難と書いてありますがまずはより嚥下機能を低下させてしまう睡眠薬の方が考えやすい気がします。前の方と同じでいきなりCa拮抗薬→GERDは行き過ぎだと思います

  • LESを弛緩させるCa拮抗薬、テオフィリン、ベンゾジアゼピンはリスクとなる可能性がある、と書かれている学生向けの本もありますが、この機序についてはどうやら直接因果が示されているわけではないようです。
    成書では、鎮静薬・睡眠薬・抗コリン薬の3つが明らかなリスクとして挙げられているので覚えるしかないのかなと思いした。(抗コリン薬もLES圧低下させますが、ここでの機序は口腔内乾燥によるもの、という更なるややこしさ...)
    アルコールもリスクなので、睡眠薬とセットでSASとの共通項として整理するのが現実的でしょうか?

    考えれば考えるほど難しいと感じたので、自分は理屈抜きで単純暗記することにしました。

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  • 問題参照 112D54

    89歳の男性。発熱と意識レベルの低下とを主訴に来院した。2年前に脳梗塞を発症し嚥下困難となったため、胃瘻から栄養を摂っている。この1年間で2回、肺炎に罹患している。2週間前、38℃台の発熱があり、意識障害を認めたため、入所中の特別養護老人ホームの職員に連れられて来院した。胸部エックス線写真で両側下肺野にすりガラス陰影を認めた。入院し抗菌薬の投与を行ったところ、症状は改善し退院することとなった。合併症に対する内服薬を胃瘻から投与している。

    肺炎再発リスクとなる可能性の高い薬剤はどれか。

    • a 睡眠薬
    • b 去痰薬
    • c 胃粘膜保護薬
    • d 腸管蠕動改善薬
    • e カルシウム拮抗薬
  • 関連トピック

    なし