お世話になっております。
講義ではAddison病においてRAA系は関係ないと解説していただいていますが、実際にはアルドステロン低下、レニン上昇という変化は出てくると思います。本問では、レニン値を測定する意義がない、という考え方から正答に至るのでしょうか。
血圧低下などの結果としてレニンやアルドステロンに変化はありますが、直接的にAddison病から影響を受けるものではなく、測定項目としては意義がない、という意味だと思います。お答えになっていれば幸いです。
診断のために必要な検査項目
とありますので、Adisson病を診断するためには副腎皮質から出るホルモン系の低値、それに対するfeedbackとしてACTHの高値がほしいなあと思います。
RAS系を検査することでこの場合ではAld↓とそれに対してレニン↑となることが予想されますが、これではアルドステロンの作用が低下していることを示すにすぎず、Adisson病の診断には優先度は低い
ということだと思いました。
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30歳の女性。この2年間で6kgの体重減少があり、心配した母親に付き添われて来院した。薬物服用はなく、食事は少ないながらも摂取しているという。身長156cm、体重38kg。体温37.0℃。脈拍72/分、整。血圧90/52mmHg。表情に乏しく、問診時も無関心な様子で言葉数が少ない。口腔粘膜と四肢・体幹部の皮膚に色素沈着を認める。血液所見:赤血球341万、白血球2,500。血液生化学所見:空腹時血糖62mg/dL、Na 132mEq/L、K 5.6mEq/L。
診断のために必要な検査項目の組合せはどれか。