解決済 110I49 03.血液

CMLのビタミンB12上昇について

お世話になっております。いつも解説大変参考にさせていただいております。
こちらの問題において、CMLでのビタミンB12が上昇する理由として
a・c 細胞が崩壊することにより、尿酸とビタミンB12は高値となる
となっております。
無知ゆえこちらの解説が正しいのか
シスメックスのホームページにおいての
慢性骨髄性白血病や真性多血症などの骨髄増殖性疾患では顆粒球の交代率が高まり,血中のトランスコバラミンが著増する結果,ビタミンB12量が増加すると考えられている.
と書いてあります。
またこちらの解説が正しいのか分かりません。

QBにおいては白血球内にビタミンB12結合蛋白(トランスコバラミンと考えられる)が存在し白血球の破壊により放出されるとあります。

複合的に考えて
ビタミンB12が上昇と書いてあると捉えればよろしいでしょうか?

お忙しいところ申し訳ありませんが、良ければ返信お願いします。

回答2件

  • 3つとも同じことを言っています。
    medu4内の解説を執筆したのは僕ですが、この問題の解説をするにあたり「トランスコバラミン」という用語を持ち出す意義は乏しいため、「細胞が壊れて中から出てくる」とシンプルに書いています。
    各所で言っていますが、厳密さを追求するか覚えやすさを追求するか、このバランスが重要です。
    もしまだなら、下記のコメントも読んでみてください。
    https://medu4.com/topics/f02228087e

  • コメントありがとうございます。
    細胞が崩壊すると言われると、腫瘍細胞や血球が崩壊する
    腫瘍崩壊症候群を想起してしまう学生も多いのではないかと思います。

    白血球のみトランスコバラミンを含んでいるように上記の文章だと考えられます。
    白血球と細胞という厳密さも無視してしまうと多少誤解をしてしまうような気がします。

    確かにそこまで厳密に覚える必要があるかというと否かもしれませんが。

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  • 問題参照 110I49

    41歳の男性。職場の定期健康診断で白血球増多を指摘されたため来院した。1年前の健診でも軽度の白血球増多を指摘されていた。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節と鎖骨上リンパ節とに腫大を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で脾を左季肋下に10cm触知する。下腿に浮腫を認めない。血液所見:赤血球466万、Hb 14.7g/dL、Ht 44%、網赤血球1.4%、白血球51,600(骨髄芽球1.5%、骨髄球6%、後骨髄球9.5%、桿状核好中球19.5%、分葉核好中球45.5%、好酸球3%、好塩基球7.5%、単球2%、リンパ球6%)、血小板37万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、AST 18U/L、ALT 15U/L、LD 601U/L(基準176〜353)。CRP 0.2mg/dL。骨髄血塗抹May‐Giemsa染色標本(A)と骨髄血染色体分析(B)とを別に示す。
    この患者で考えられる所見はどれか。
    • a 尿酸低値
    • b 高Ca血症
    • c ビタミンB12低値
    • d エリスロポエチン低値
    • e 好中球アルカリフォスファターゼスコア低値
  • 関連トピック

    なし