肥厚性幽門狭窄症について

本症例で一号液を輸液することは理解できたのですが、本症例において仮に選択肢に生理食塩水があった場合正解となりうるのでしょうか。

回答6件

  • 1号液か生食、という話は結構色んなとこで見るイメージがあります。
    例えばメチャメチャ重症な熱傷とか、クラッシュ症候群ではこの二択だったと記憶しております。
    調べてみると参考になるかもです。

  • 新生児は特に成人に比べて尿濃縮力が低く、つまり尿を濃くできない=水の再吸収が上手くいかない=相対的に血が濃くなる、ということで、元々水分とNaのバランスが取りにくい状況下にあります。本症例ではさらに嘔吐が加わってより水分が体外へ排出され(Naも排出されますが)、血中Na濃度は高めになっているのではないかと考えます。成人であれば腎臓で水の再吸収量を微細に調節できるので生理食塩水で問題ないと思いますが、新生児ではそうもいかないので輸液のNa濃度は血中基準値よりもやや低めに設定するべき、とのことではないでしょうか?あとは1号駅にはNaが少ない分、ブドウ糖が若干入っています。この程度ならすぐに代謝されてしまうと思いますが、そこも関係しているかもしれませんがすみません、自分にはわかりません。
    また生理食塩水は不適当かと言われたら、自分にはそうも言いきれません、、

  • まず一つ指摘させてください。
    この問題の正解である選択肢cは1号液ではなく生理食塩水を半分に薄めたものです。
    1号液は選択肢bの方ですね。

    次に質問である、生理食塩水が選択肢にあったら使うのか?と言う点ですが、
    今回の症例は低張性脱水ですので細胞外液を補いたいので使うと思います。
    肥厚性幽門狭窄症では乳酸を入れたくないのですが、
    乳酸が入っていないという条件も満たしていますし

  • 回答失礼致します。
    生後3週間の血圧としては十分であると思います。なので生食はマストではないと思います。本問は乳酸の有無で良いのではないかと思います。

  • 1号液にも種類があり、乳酸が入っているものと乳酸が入っていないものがあるのではないでしょうか??

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 110G53

    生後3週の新生児。吐乳を主訴に母親に連れられて来院した。在胎39週、2,860gで出生した。5日前から嘔吐がみられ、次第に哺乳の度に嘔吐がみられるようになったため受診した。今朝からまだ排尿がない。現在の体重は2,920g。体温36.6℃。脈拍120/分、整。血圧90/62mmHg。皮膚のツルゴールは著明に低下しており、上腹部は軽度膨満している。血液所見:赤血球420万、白血球9,600、血小板24万。血液生化学所見:Na 131mEq/L、K 3.4mEq/L、Cl 86mEq/L。動脈血ガス分析(room air):pH 7.51、PaCO2 43Torr、PaO2 97Torr、HCO3 33mEq/L、BE〈base excess〉+7.6 mEq/L。上腹部の超音波像を別に示す。
    この患児に最も適切な初期輸液の組成はどれか。
    Na+(mEq/L) K+(mEq/L) Cl(mEq/L) Lactate(mEq/L) ブドウ糖(%)
    130 4 109 28 0
    90 0 70 20 2.6
    77 0 77 0 2.5
    35 20 35 20 4.3
    0 0 0 0 5
  • 関連トピック