国際生活機能分類の問題で毎回迷ってしまいます。
この問題も、機能障害があるのは分かるのですが、活動制限に関しては問題文では「意思疎通は可能」ということだけが書かれており、その他の活動に関しては触れていません。
自分で考えて「色々と不便があるだろう=活動制限あり」とするのであれば、例えば105G1の選択肢e「車椅子は機能障害を活動制限に至らせない有効手段である。」は正解とされていますが、「車椅子があっても段差を登れないなど、活動制限には至る」と考えるべきだと思います。
また参加制限に関しても同様に、「地域の患者会の会長は出来ても、一人で買い物に行くなど他の活動には参加できないはずである」と言われたら確かにその通りとしか言えないです。
結局、問題文に書いていないことを推測して「制約があるだろう」と考えるのであれば、基本的に機能障害があれば「活動・参加とも制限はあるだろう」と言えてしまうのではないかと思います。
どこまで推測が許されて、どこからが「問題文に書いていない」と切り捨ててよいのでしょうか?
これはほんまに矛盾だらけで腹が立ち、イライラしすぎてこっちが活動制限くらいます。
でても1点、くそくらえでさ
私なりの解釈ですが、
大学の授業で、リハビリテーションでは他の診療科と異なり「参加→活動→機能障害」の順に診ていくと習いました。
機能障害があれば活動・参加制約は必ず生じるため、それをどれだけ減らすかを考えることが大切だからです。
従って、この問題で考えるべきは「地域の患者会の会長」という参加についてであり、
意思疎通が可能であるから参加は制限されていないと判断してよいかと思います。
105G1についても「活動制限が完全になくなる」とは書いていないので○としてよいと思います。
「車椅子があっても段差を登れないなど、活動制限には至る」
ですが、歩くことができないため、移動できないという機能障害を車いすは改善しているので、活動制限は当てはまらないと思います。そして、スロープなどがあり、車いすでも移動可能な場合、参加制約はありませんが、バリアフリー化されていない施設では参加制約は出現します。
車いすがあっても活動制限に至るということは、車いすが壊れている状況などで生じます。この問題を見ていないので、そこは言及できませんが・・・。
一助になれば幸いです。
>パパのすけさん
確かに出ても1点と割り切るのも大事ですね…。
>ふじかけさん
なるほど!確かに逆順に考えていくのは分かりやすそうですね。
と、納得いきたいところですが、この問題は「活動制限あり」が正答となっており、やはり解決には至らないんですね…。
>ひるとんとくだいんさん
う~ん…やはり線引きの問題という感じが…。
「段差のある施設で行われるイベントに参加する」であれば「参加制限」ですが、単に「段差を登る」であれば「活動制限」にあたるのではないでしょうか?
>>7
なるほど。
最初のご指摘通り逆順で考えるようにすると、確かに「参加」が何かによって「活動制限」も変わってきますし、有効な場合もあるという意味で「活動制限に至らせない手段」となり得るというわけですね。
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機能障害 | 活動制限 | 参加制約 | |
a | あり | あり | あり |
b | あり | あり | なし |
c | あり | なし | なし |
d | なし | あり | なし |
e | なし | なし | あり |
f | なし | なし | なし |