解決済 108E27 02.内分泌代謝

低Na血症について

この問題においては、「高血糖状態では水が血管内に引き込まれて希釈されることで,見かけ上低ナトリウム血症をきたすことから意識障害はおこさない」と解説しております。この理論から考えると、心不全における低ナトリウム血症は同様に希釈性の低Na血症なので意識障害をきたさないが、肝硬変ではナトリウムが血管外に漏出するため意識障害をきたす、という理解で良いのでしょうか。

回答3件

  • 肝硬変ではご指摘の通り低Naを生じますが、意識障害は主にアンモニア高値によるものです。

  • ありがとうございます。心不全でも低Naになると思うのですが、なぜ意識障害をきたさないのでしょうか。そんなに重篤なものではないということでしょうか。

    • 心不全で意識障害をきたさない、とは言えないと思います。ただ心不全における意識障害であれば、心拍出量の低下や肺うっ血など低Na血症以外にも原因はありそうです。

      いずれにせよ、心不全と肝硬変はともに低Naをきたし、意識障害もあり得ると思いますが、意識障害の病態は異なると考えました。

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  • 問題参照 108E27

    5名の患者の血液検査所見を示す。
    意識が清明である可能性が最も高いのはどれか。
    ただし、他に血液検査所見の異常はないものとする。
    Na
    (mEq/L)
    尿素窒素
    (mg/dL)
    血糖
    (mg/dL)
    血漿浸透圧(mOsm/L)
    (基準275~288)
    121 8 90 250
    123 22 540 284
    137 14 36 281
    149 28 486 335
    169 22 108 352
  • 関連トピック

    なし