109D56では、左側結腸憩室炎の穿孔による後腹膜膿瘍に対してドレナージを行っていますが、今回の問題のc 腹腔穿刺は正解にはならないのでしょうか?それとも、穿刺ドレナージと腹腔穿刺は異なるものなのでしょうか?
穿刺ドレナージと腹腔穿刺は別物と考えた方が良いです。
今回に関しては画像を見ても膿瘍らしきものは見当たらないのでなおのこと選ばないと思います。
(もしドレナージを選ばせたいなら109D56みたいに明らかに膿瘍がある写真にすると思います。)
ログインするとコメントを投稿することができます。
40歳の男性。心窩部痛を主訴に来院した。昨日から心窩部痛を自覚していた。本日夕方、突然に激痛となり、動けなくなったため救急搬送された。身長172cm、体重52kg。体温37.0℃。心拍数116/分、整。血圧138/60mmHg。呼吸数18/分。SpO2 97%(room air)。意識は清明。腹部は平坦で、全体に筋性防御を認め、上腹部に圧痛と反跳痛を認める。腸雑音は消失している。血液所見:赤血球488万、Hb 14.8g/dL、Ht 44%、白血球12,200、血小板33万。血液生化学所見:総蛋白6.1g/dL、アルブミン3.1g/dL、総ビリルビン0.2mg/dL、AST 18U/L、ALT 19U/L、LD 135U/L(基準120~245)、尿素窒素10mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL。CRP 1.7mg/dL。腹部単純CTの軟部条件(A)と肺野条件(B)を別に示す。
まず行うのはどれか。3つ選べ。