お世話になっております。
115B43を解いていた際、「突然発症である」に該当するのか迷いました。
言葉の定義が自分自身いまいち分かりませんでした。
閃輝暗点が現れ、その後に頭痛悪心の出現したという現病歴を突然発症と勝手に解釈してしまいました。
ネットを見てみると「突然発症」は「急性発症」とよく区別されるようで、発症から1~2分以内に症状の程度がピークに達する、発症時が何時何分かわかるといったことがキーワードな様子です。
解説では、「年に数回同様の頭痛」ということは前からあるので、ということで突然発症ではないという流れの説明でした。
現病歴で、7時「頃」とあるので突然発症ではなく急性発症だという認識で間違っていないかご回答いただければと思います。
「頭痛は徐々に出現し、増悪はしていない」という記載から、突発発症ではないと判断できれば十分に思います。急速発症の議論は必要ありません。
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次の文を読み、以下の問いに答えよ。
36歳の女性。頭痛を主訴に来院した。
現病歴:本日午前7時頃から視界にきらきらした点が現れ、その後に頭痛、悪心が出現したため、同日昼に病院を受診した。頭痛は徐々に出現し、増悪はしていない。21歳時から年に数回同様の頭痛を経験しており、頭痛は毎回1日で改善する。今回よりも強い頭痛を経験したことがあるという。
既往歴:5歳時に急性虫垂炎で手術。
生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
家族歴:母が頭痛持ちであった。
現 症:意識は清明。身長160cm、体重50kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧126/76mmHg。呼吸数12/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。瞳孔は左右差なく、対光反射は迅速。眼球運動に異常は認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。項部硬直を認めない。四肢の筋力は保たれており、感覚障害も認めない。四肢の腱反射は正常であり、病的反射は認めない。
検査所見: 血液所見:赤血球372万、Hb 12.2g/dL、Ht 40%、白血球6,800、血小板16万。血液生化学所見:AST 29U/L、ALT 21U/L、LD 171U/L(基準120~245)、ALP 350U/L(基準115~359)、尿素窒素10mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、Na 135mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 98mEq/L。CRP 0.1mg/dL。
頭痛に関する文献を調べると、「突然発症である」、「増悪している」、「これまで経験した中で最悪の頭痛である」の3項目について、該当項目数に応じた重篤な原因による頭痛の尤度比が以下のように掲載されていた。
該当個数0 → 尤度比0.1
該当個数1 → 尤度比2.1
該当個数2 → 尤度比9.1
該当個数3 → 尤度比12.5
この患者が重篤な原因による頭痛を起こしている可能性について、事前確率と比べた事後確率の変化として適切なのはどれか。