腸管壊死による急性腹症の画像一発問題です。
画像では捻転している所見などは明らかではないため、
b.絞扼性イレウス と e.麻痺性イレウス で正答を絞り込めませんでした。
e.は腸間膜動脈閉塞症などを考えてのことです。
何か判断のポイント等ありましたら教えてください。
こんばんは。
そもそも麻痺性イレウスでは開腹手術をしないと思ったので、麻痺性イレウスの問題ではこのような画像問題として出てくることは無いだろうと私は考えました。
また、画像では手前側と比べて、奥の小腸が黒く変色しており「壊死」が認められることからも、緊急性の高い病態であろうと判断し、腸間膜動脈閉塞症を選択しました。
失礼しました!
選択肢を読み違えておりました。
また、私の勉強不足でした。
絞扼性イレウスは機械性イレウスに含まれるので麻痺性イレウスとは別ですよね。教科書によると腸間膜動脈閉塞症は病態生理からも明らかに機械的な閉塞によるものではなく、麻痺性イレウスに含まれるものなので、本画像が腸間膜動脈閉塞症であるとすれば麻痺性イレウスの選択肢は確かに△(〜〇)になりそうです。bの絞扼性イレウスの選択肢は小腸捻転などを想定すれば良いということですかね。
腸間膜動脈閉塞症が頭に浮かんだら確かにeの選択肢を選んでしまいそうです…。
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