選択肢に、腸重積、仮性メレナ、メッケル憩室、ヒルシュスプルング、vitK欠乏(真性メレナ)があり、2つ選べとなってます。腸重積とメッケル憩室でいいとは解説見て納得はしましたが、、、
7ヶ月の乳児ならまだ離乳食始めてない可能性もあるし、vitK欠乏ないことはないかなーって思います。(解説では新生児期の疾患だよねーって言ってバッサリ切られたので)
腸重積はすぐに選べたのですが、メッケルとvitK欠乏の二択でメッケルを選ぶ理由教えてください。
生後3週から2ヶ月が好発年齢で、7か月は長すぎるようです。
VitK欠乏では内因性、外因性両方の凝固因子が阻害されます(2,7,9,10)。凝固系が働かない状態で7か月なにごともなく過ぎるのは考えにくいのではないでしょうか。(それ以前に発症しているのであれば治療しているはず。。。というかそこまで疑うと問題として成立しなくなります)。
VitK欠乏は頭蓋内出血等で発症し生命を左右する病気です。またVitK欠乏のリスクは離乳食ではなく母乳栄養です。つまりふつうに分娩すると発症リスクの高い疾患です。日本では予防のため、出生当日、産科退院時、1ヶ月健診時にそれぞれ2㎎(シロップ1ml)経口投与する、いわゆる“2・2・2方式”が普及しているそうで、この点からもやはり7か月間放置されたVitK欠乏症は考えにくいと思います。
Meckel憩室は発生過程で遺残した憩室であり、胃粘膜組織が迷入し胃酸分泌により周囲の腸管を障害するというのが出血をきたす病態です。
必ずしも出血をきたすわけではなく、高齢になって初めて下血で見つかったり生涯症状がでないこともあるそうです。
この問題では腸重積は選べて、Meckel憩室は消去法的に残ると思います。
なるほど、たしかにvitK欠乏があった場合7ヶ月より前に症状が発生してる方が理にかなってますね。
丁寧な回答ありがとうございました。
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