解決済 104B31 07.循環器

AS、ARでの冠動脈血流量

106B32の解説で、「ARでも冠血流低下はきたすが、ASよりも頻度が低く、軽症」とありました。
104B31を解いたときに思ったのですが、冠動脈に血流が流れるのは拡張期で、拡張期圧が下がるのはむしろARの方だと思うのですが、なぜASの方がARより心筋虚血が重度なのでしょうか?

回答1件

  • 体血管抵抗の低下によって一過性により重篤な拡張期血圧の低下を起こすのはARではなく、むしろASであると思われます。
    「血圧=体血管抵抗×血流」なので、体血管抵抗が下がった場合にASでは血流で代償することが難しいと思われます。また、ASでは容圧負荷による心筋肥大も合併しうるので心筋での酸素消費量が増加していることも背景として考えられます。

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  • 問題参照 104B31

    体血管抵抗の低下によって心筋虚血に陥る可能性が最も高いのはどれか。
    • a 僧帽弁狭窄
    • b 僧帽弁閉鎖不全
    • c 大動脈弁狭窄
    • d 大動脈弁閉鎖不全
    • e 大動脈弁置換術後
  • 関連トピック

    なし