解決済 110H37 26.必修的事項

恥骨上に圧痛を認める

110H37の問題ですが、恥骨上に圧痛を認めるの一文で前立腺癌の骨転移なのかと考えてしまい、石様硬を選んでしまいました。

選択肢で可動性の消失も前立腺癌の特徴であり、1つ選べで2つ選びうるのはおかしいのでそういう点からも前立腺癌ではなく、前立腺肥大症と考えるべきかと思いましたが、前立腺癌は隣接する骨に転移しやすく、恥骨にも転移しうると調べたらありましたので、

なぜこの問題では前立腺癌は否定できるのか、どなたかご教授いただけないでしょうか。

よろしくお願いします。

回答2件

  • ・「下腹部の膨満感と疼痛が出現」とあるため、膨満部分自体が痛い(膨満部の下にある骨自体が痛いわけではない)。
    ・骨メタしているにしては、体重減少や貧血もなく、全身状態がよい。
    ・疫学的に高齢男性が急に尿閉をきたしたらBPHをまず考える。

    ↑などがポイントです。

  • 穂澄先生
    ご解答頂きありがとうございます。

    たしかに全身状態から骨メタっぽくない印象はありました。
    変に一点だけ注目して盲目的になるのでなく、全体的に判断できるように反省です。

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  • 問題参照 110H37

    次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
    75歳の男性。尿が出ないことと腹部の膨満感とを主訴に来院した。
    現病歴:2日前からくしゃみと鼻汁のため市販の総合感冒薬を内服していた。昨夜から尿が出なくなり、下腹部の膨満感と疼痛が出現した。以前から尿が出にくく残尿感があったという。
    既往歴:10歳時に虫垂切除術。
    生活歴:無職。妻と2人暮らし。喫煙は45歳まで20本/日を25年間。飲酒は機会飲酒。
    家族歴:特記すべきことはない。
    現症:意識は清明。身長175cm、体重80kg。体温36.7℃。脈拍88/分、整。血圧120/84mmHg。呼吸数20/分。SpO2 98%(room air)。皮膚は乾燥。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内と咽頭とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。下腹部は緊満しており、恥骨上に圧痛を認める。
    この患者に直腸指診を行った際の前立腺所見はどれか。
    • a 圧痛
    • b 熱感
    • c 一部が石様硬
    • d 可動性の消失
    • e 弾性硬の腫大
  • 関連トピック

    なし