切迫性尿失禁の機序についての質問です。
講義では「PMCへの抑制がはずせなくなる」となっていますが、以前にも同じような質問があり気になったので調べてみました。(↓のリンク)
結果として、PMCへの抑制が効かなくなることで膀胱が不随意収縮を起こし(尿意切迫感)、これに耐えられなくなり失禁するのではないかと思います。
お忙しい中恐縮ですが回答のほどよろしくお願いします。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/48/2/48_2_87/_pdf
1ページ目右下の「PMCより上位の大脳が障害されると,一般に,PMC に対する随意的な抑制が効かなくなるため,膀胱は本人の意思に反して不随意に収縮する排尿筋過活動を生じる.尿意は一般に温存されており,排尿筋過活動によって,切迫性尿失禁や頻尿をきたす.」
http://www.p.kanazawa-u.ac.jp/~druginfo/haninyou.docx
1-2の「運動性切迫性尿失禁は、脳の器質的病変が大脳の高位排尿中枢を損傷するために起こる。そのため、大脳が作用している排尿抑制がうまく働かなくなり、膀胱が無抑制収縮を起こす。」
https://www.kango-roo.com/learning/2820/
①の「脳梗塞や脳出血などによって大脳の排尿中枢が障害され、排尿の抑制ができなくなる運動切迫性尿失禁」
https://www.google.com/url?sa=t&source=web&cd=&ved=2ahUKEwiHtJHDko7tAhVYQd4KHSLeDwsQFjACegQIJRAJ&url=https%3A%2F%2Fwww.jstage.jst.go.jp%2Farticle%2Fjshowaunivsoc%2F76%2F2%2F76_125%2F_pdf%2F-char%2Fja&usg=AOvVaw3rsTusEHdYFdD-xmFcH6t2
1ページ目右側の排尿の仕組みも参考にしました。
お声をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
https://medu4.com/topics/5e4a160175
↑こちらの類似トピックも参照下さいませ。
ご返信ありがとうございます。
以前の質問に対する回答では解決されていないと思い、新たに質問させていただきました。
切迫性尿失禁は、PMCへの抑制を"はずせなくなる"のではなく、PMCへの抑制を"かけれなくなる"ことで起こるのではないでしょうか。
①橋にあるPMCは排尿の実行命令を出す場所である。
②蓄尿時は大脳がPMCに抑制をかけているため尿が出ない。
③健常人ではある程度尿が膀胱にたまると大脳で尿意を感じるが、まだPMCに抑制をかけられているため、「おしっこしたいけどまだ我慢していられる」状態となる。トイレにいって「準備OK」となったタイミングでPMCの抑制を随意に外し、排尿ができる。
④しかし、脳血管障害などで大脳に障害をきたすと、PMCにそもそも抑制がかけられなくなる。つまり尿意を感じた直後に、PMCがactiveとなり、実際の排尿命令を出してしまうため、トイレに行く前に失禁してしまう。
↑噛み砕いてみましたが、この理解でOKでしょうか?
ログインするとコメントを投稿することができます。