解決済 107D53 06.呼吸器

免疫療法に関して

選択肢bの免疫療法が×肢になっていることについてご意見をお伺いしたいです。
2018年のノーベル医学生理学賞にて本庶佑さんが受賞されたことでオプジーボが世間的に注目されており、実際に、臨床応用されている背景があります。
ここで疑問なのですが、
107回医師国家試験(2013年)当時であれば、×肢になることに異論はありませんが、2019年現在にて似たような問題が出たときに “免疫療法” が〇肢になりえるのでしょうか?
またそれは “緩和ケア” を差し置いて〇肢になりえるのでしょうか?

回答3件

  • 緩和ケアは解説にもあるように、「治療を諦めたときに行うもの」ではなく、「治療を行いやすいように苦痛が出現したときから並行して行っていくもの」です。なので、緩和ケアを差し置いて正解となる可能性は極めて低いかと思います。

    また、肺がん治療のガイドラインにはまだ組み込まれていないため、今年の国家試験で正解とはなりにくいのではないかと思います。が、すばらしい一歩であることには間違いはなく、今後に期待したいところですね。

    お答えになっていれば幸いです。

    • 丁寧に回答していただきありがとうごさいます。
      現時点では国試的に免疫療法は積極的に選択するものではないという認識でいようと思います。
      数年で治療の選択の幅が広がっていると思うと医学の進歩はすばらしいですね。(学生的には勉強が大変ですが、、)

  • 現在では治療ガイドラインに含まれているものの抗癌化学両方、EGFR .ALK遺伝子変異などに次ぐ3rdラインでありこの問題ではPDー1、PDLー1についての記載がないので現状3つ選べじゃないと選べませんね

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  • 問題参照 107D53

    61歳の男性。健康診断時に胸部エックス線写真で異常を指摘され、精査のため来院した。3か月前から易疲労感、1か月前から右殿部痛を自覚していた。最近3か月で4kgの体重減少があった。既往歴に特記すべきことはない。身長170cm、体重62kg。体温36.2℃。脈拍88/分、整。血圧152/88mmHg。呼吸数15/分。SpO2 95%(room air)。右頸部と右鎖骨上とに径2cmのリンパ節をそれぞれ1個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。血液所見:赤血球360万、Hb 11.5g/dL、Ht 35%、白血球6,800、血小板29万。血液生化学所見:総ビリルビン0.5mg/dL、AST 33U/L、ALT 28U/L、LD 440U/L(基準176~353)、クレアチニン0.8mg/dL。CRP 1.0mg/dL。胸部エックス線写真(A)、肺野条件の胸部CT(B)及び胸部造影CT(C)を別に示す。気管支鏡による生検で肺腺癌と診断された。骨シンチグラムで右坐骨に集積を認めた。
    治療として適切なのはどれか。2つ選べ
    • a 緩和ケア
    • b 免疫療法
    • c 肺葉切除術
    • d 抗癌化学療法
    • e 胸部放射線照射
  • 関連トピック

    なし