質問が散見されますので、解説を以下に示しておきます。
※回数別の口頭試問は現状、「国試究極MAP」の付録としてのみ提供しています。
喫煙者をxとすると、非喫煙者は4xとなる。非喫煙者から肺癌が発生するリスクをa、問われている相対危険度をbと置くと、喫煙者から肺癌が発生するリスクはabとなる。すると1年間の肺癌罹患数は800名であるため、x・ab+4x・a=800(①)。
また、能動喫煙により300名の肺癌の罹患数が増加していたとのことで、x・ab−x・a=300(②)。
①−②より、5xa=500、すなわちxa=100(③)という関係が導ける。
③を②へ代入し、100b−100=300、つまり、b=4となる■
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ある地域における住民の肺癌罹患数は1年間に800名であり、この地域の住民の喫煙率は20%である。喫煙による肺癌罹患の相対危険度は4倍である。
この地域の住民において能動喫煙により増加したと考えられる肺癌の罹患数はどれか。