解決済 109D23 18.精神科

双極性障害の抗躁効果をもたらす薬剤について

リスペリドンが不正解となっています。気分安定薬として、リチウムの次にバルプロ酸、カルバマゼピンが第二選択薬としてあげられると思いますが、躁病エピソードがメインの場合は、「日本うつ病学会治療ガイドライン
Ⅰ.双極性障害 2017 」には下記の通り記載があります。
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世界的にもさまざまなガイドラインにおいて、躁病エピソードの
第一選択薬として、気分安定薬のみならず非定型抗精
神病薬の単独投与が候補に挙がっている( Yatham et
al, 2013; Fountoulakis et al, 2016)。
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リスペリドンについては保険適応はないようなので正答にはなりませんが、
例えば糖尿病の既往がある同じような状況であれば考慮されるかと思います。

質問としては、躁転が疑われる場合に、バルプロ酸と非定型抗精神病薬が並んだ時、ワンベストとしてはどちらを選ぶべきでしょうか?

回答2件

  • 出題時の設問設定に大きく依存するご質問であり、一概にはお答えできないのが事実です。
    特に近年の国試では、数年前の過去問と同一設定にみえるも、答えが異なる問題がしばしば出題されます。
    そうした状況で、「○ときたら●」のような一般知識を覚えていくことは対策として得策ではないとmedu4は考えます。

    また、万が一出題があったと仮定しても、正答率は低くなることが予想され、合否を分けない問題となりそうです。
    そのような議論は、実際に出題があった次の年度の受験生から行うべきです。斬新すぎる事項の予想は現代国試の合格には必要ありません
    それでもご興味があり、かつ精神科の実習の機会がお有りでしたら、専門医と議論されることをおすすめいたします。

  • ご回答ありがとうざいました。
    「斬新すぎる事項の予想は現代国試の合格には必要ありません。 」
    とのお言葉をいただき、瑣末な事項に偏った勉強方法を今後見直そうと思います。

    ありがとうございました。

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  • 問題参照 109D23

    40歳の女性。「気分の上がり下がり」を主訴に夫とともに来院した。1年前の転居を機に気分が落ち込み、家事が全く手につかず寝込むようになった。家事を夫に任せて生活していたところ2か月前から回復し、この2週間は逆に気分が高揚して多弁で眠らない状態が続いているため受診した。話があちこちに飛び、まとまらない。「以前の調子の悪さが嘘のようで絶好調だ」という。身体所見に異常を認めない。
    治療薬として適切なのはどれか。
    • a スルピリド
    • b ジアゼパム
    • c バルプロ酸
    • d リスペリドン
    • e メチルフェニデート
  • 関連トピック

    なし